口銭、商権って何?

口銭、商権って何?

商社の販売手数料が口銭独占的に商売できる権利が商権

銭は取引手数料のことであり、内口銭、外口銭、眠り口銭などがある。

商権は、輸入代理権を買って国内販売するなど、商売を独占的に行なえる権利。

口銭とは何か?

商社がメーカーの製品を販売して得る手数料を口銭と呼ぶ。

ちなみに手数料の呼称は、コミッション、フィー、インセンティブなど、商品やサービスなどの種類に応じてさまざまだが、鉄鋼や自動車などの従来型産業分野における商社の手数料は「口銭」が一般的だ。

これがトレードビジネスにおける収益の源泉であり、かつては売上高の拡大により口銭収入を伸ばすのが商社の大命題であった。

その口銭は、内口銭と外口銭に大きく分けられる。

内口銭とは、たとえば鉄鋼メーカーなどと事前にトン当たり何%といった具合に、口銭率が定められているものである。よって販売数量が減少しても鋼材価格が上昇すれば、商社の口銭収入も増加する可能性があり、逆に販売数量を伸ばしても単価が下がれば減少することもありうる。

ちなみに2004年度の鉄鋼業界は、旺盛な中国需要を背景に、国内の鉄鋼メーカーがフル稼働しても鋼材が足りない状況となり、鋼材単価が大幅に上昇した。このため、商社の国内鉄鋼販売は、数量的には供給が逼迫していたために若干増に留まったにもかかわらず、鋼材価格上昇の恩恵に浴し、収益すなわち口銭収入は大幅に拡大した。

外口銭とは、仕入れ値に手数料を上乗せしたものだ。通常は、いくらで買うという売り先を見つけたうえで、仕入れるケ1スが多い。しかし、鉄鋼分野で鋼材の加工販売を行なうコイルセンターなどは、鋼材を仕入れて在庫し、裁断加工などで付加価値を高めてから販売するので、仕入れ値に高い外口銭を上乗せすることになるが、市況が下がり鋼材価格が下落すれば損失を被ることもありうる。

同じく99年のケースをみると、鋼材の供給が逼迫し価格が上昇したため、商社の国内鋼材販売会社の多くが安く仕入れていた在庫が高く売れ、多大な利益を上げ、金属製品部門の業績に大きく貢献した。

一方、眠り口銭と呼ばれるものもあるが、これはメーカーの製品販売で特定ユーザーへの継続的な取引の道筋をつけ、たとえ商社が両社の取引業務の労をとらなくても、取引があるたびに自動的に口銭が商社に落ちることを榔撤したものである。

商権とは何か?

商権とは、その商売(商社では商内と言うのが一般的)を優先的あるいは独占的に行なえる権利のようなものだ。

たとえば、欧米の高級ブランドの輸入代理権を買って国内販売を行なうケースがわかりやすいが、一般的には商社がメーカーなどとの古くからの取引関係を通じて、市場や販路開拓で確立してきた商売の流れ(商流)を指すケースが多い。

具体的には、旧日商岩井と米国航空機大手のボーイング社との航空機ビジネス、三菱商事と三菱重工の取引関係などがある。

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